本書の内容
「孤独力」とは “ひとり”の不安や寂しさを手放す力です。
- 目に見える「つながり」に振り回されて不安の中で生きるのを終わりにして、自由に、そして本当の「つながり」を感じながらもっと楽に生きていきませんか?
――本書では、「目に見える『つながり』」を必要としないで生きていける力、「孤独力」についてお話ししていきますが、それは「ありのままの自分と一緒にいられる力」と言ってもよいものです。
ひとりでいても「寂しい人だと思われるのではないか」と不安になることもなく、「自分は誰からも必要とされていない、価値のない人間なのではないか」と自己否定もせずにいられる、人間としての基本力です。
「孤独力」さえあれば、ひとりでいるときの時間の質も向上しますし、対人関係の質すらよくなるのです。
目 次
はじめに――「ひとりでいること」が不安なあなたへ | |
第1章 | 「孤独力」とは何か |
第2章 | 孤独を感じたら、与えよう |
第3章 | 自分がどう思われているかが気になるとき |
第4章 | 「孤独力」は「本当の大人」になるためのステップ |
第5章 | 「孤独な人」などいない |
第6章 | 「自分」という概念が消えると、孤独を感じなくなる |
第7章 | 孤独が特に高まって感じるとき |
おわりに――「孤独力」を基盤にして、よい人間関係を作ろう |
著者プロフィール
水島広子
(みずしま・ひろこ)- 精神科医。慶應義塾大学医学部卒業、同大学院修了(医学博士)。慶應義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、現在、対人関係療法専門クリニック院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)。アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン(AHJ)代表。2000年6月~2005年8月まで、衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正をはじめ、数々の法案の修正に力を尽くし実現させた。
著書にはベストセラー『「怒り」がスーッと消える本』『「本当の自信」を手に入れる9つのステップ』(以上、大和出版)、『「心がボロボロ」がスーッとラクになる本』(さくら舎)、『「見た目」が気になる!症候群』(主婦と生活社)、『自分でできる対人関係療法』(創元社)などがある。
担当より一言
人と人の本当の「つながり」が失われつつある中で、「孤独力」は誰にとっても必要な力になっていくでしょう。孤独だから、と自分の生き方や考え方を縛るのではなく、たとえ辛い状況であっても、ちょっとしたことで自分の人生を豊かにする方法があるのだということを、この本で多くの方に知ってもらいたいです。