本書の内容
年齢とともに免疫力は再復活! 自分の細胞を大事に使って生きる!
- 世界的免疫学者・安保徹の集大成の一冊。なぜ、病気になるのか。病気になったら、どうすればいいのか。からだの不調の背景には、かならず生き方の無理があります。すぐ病院、すぐ薬というのは、健康への道ではありません。本書が、からだに本来そなわっている治る力をどうひきだすかを、からだのメカニズムを明かしながら提唱します。さらに、誰もが直面する「死に方」、人生をどう終わらせるかについても正面から語っています。どんな長寿法、どんな健康法より、からだを大事にするのが「安保免疫学」です。
目 次
第1章 | 生き方を間違えないための免疫医学 |
iPS、救急医療、臓器別医療は問題のある医療 からだは失敗なんかしない・・・ |
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第2章 | 身体からのかけがえのない贈りもの |
働きすぎや心の悩みを受けとめるからだ 病院嫌いが長生きする・・・ |
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第3章 | 高血圧、がん、糖尿病はこう受け入れて治す |
血圧を気に病むのは日本人だけ 糖尿病はインスリンに頼らずに3週間で快方に・・・ |
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第4章 | 年齢とともに免疫力は再復活する |
医療の網から逃れる知恵が必要 100歳でも認知症は治る・・・ |
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第5章 | 自然死という終わり方 |
血色がよければそれだけでいい 安保流養生訓「シフトの「理論」・・・ |
著者プロフィール
安保徹
(あぼ・とおる)- 元新潟大学大学院医歯学総合研究科教授。1947年、青森県に生まれる。1972年、東北大学医学部を卒業。1980年、アメリカ・アラバマ大学留学中に「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を作製。1989年、胸腺外分化T細胞を発見。1996年、白血球の自律神経支配のメカニズムを初めて解明。細胞レベルから免疫を解き明かす新理論を次々に提唱。2013年3月、新潟大学大学院医歯学総合研究科教授を退職。
著書には『免疫革命』(講談社+α文庫)、『医療が病いをつくる』(岩波現代文庫)、『病気は自分で治す』(新潮文庫)、『40歳からの免疫力がつく生き方』(静山社文庫)などがある。
担当より一言
免疫力は40歳をピークに下降線をたどるものだとばかり思っていました。ところが、再復活する!と知り、単純ですが、内側から生命力のようなものが湧きあがってくる気がしました。免疫力は頼りになります!