本書の内容
ここまでやらねば会社は勝ち残れないのか!
- 利益至上主義が企業に革新と成長をもたらす! もはや「日本的経営」では稼げない、非情な経営に徹しなければ企業が生き残れない時代なのだ。非情経営、だが確実に高収益を生み出している“優良企業”9社の経営術とは!?
目 次
第一部 利益最大化経営 |
●外食日本一企業の専制主義――ゼンショー マクドナルド化を極限まで進める「すき家」 ブートキャンプで絶対服従を叩き込む 「強盗されてもバイトを雇うな」の超合理的判断 ●安売り王のローコスト経営――ヤマダ電機 ●高額課金商法で急成長――グリー ●日本最大のネット商店街――楽天 |
第二部 高収益第一主義 |
●稼ぐために手段は選ばず――野村證券 トップ辞任劇とインサイダー問題 金融庁・監視委との全面戦争 連綿と続く野村スキャンダル ●大リストラ構造改革――日本マクドナルド ●他社を圧倒する高収益――セブン&アイ ●大富豪の一円玉経営――マルハン ●利益一番、安全二番――田辺三菱製薬 |
著者プロフィール
有森隆
(ありもり・たかし)
経済ジャーナリスト。1969年早稲田大学文学部卒業。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書には『日銀エリートの「挫折と転落」-木村剛「天、我に味方せず」』(講談社)、『経営者を格付けする』(草思社)、『経済情報の裏読み 先読み』『世襲企業の興亡』(以上、さくら舎)『実録アングラマネー』(講談社+α新書)、『日本企業モラルハザード史』(文春新書)、『創業家物語』(講談社+α文庫)、『強欲起業家』(静山社文庫)などがある。
担当より一言
「利益至上主義」の企業はある意味、資本主義の申し子だ。デフレ下の現在、非情な経営者はどんどん増殖しているに違いない。あなたの周りでも……。