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文芸・一般

50歳からは「孤独力」!

精神科医が明かす追いこまれない生き方

保坂隆:著

8刷

定 価:1,400円+税

発売日:2013年2月5日

頁 数:176ページ

判 型:四六判/並製

ISBN:978-4-906732-30-2

本書の内容

孤独を嫌うな。孤独は生きることを愉しむ心!

  • 58歳で精神腫瘍科医として、終末医療への転身を決意した著者は語る。「自分のこれまでの道筋をふり返っても、新しい人生をはじめようとした自分を見ても、その底流にあって,自分をささえてくれているのが、『孤独力』とでも呼べるものではないかという気がしている。……私の考える『孤独力』は、孤立ではない,ポジティブな意味あいをもった言葉である。この言葉には新しい魅力がある。そこには、孤独をいかにして受け入れて,そこから力に変えることができるか、という自分自身への挑戦が含まれている」
    本書は、孤独と向きあうことで自分独自の考え方や生き方ができるように、道筋を示す。ひとり時間の過ごし方から人生の終い方まで、これからの生き方になくてはならない一冊。

目 次

第一章 孤独は人生の自然な成りゆき
  すべては孤独からはじまる
自分で決断するということは孤独の世界に入ったこと・・・
第二章 孤独に慣れる、孤独を生かす
  家での孤独にとらわれすぎない
成功する人、長寿の人は孤独をよく知っている・・・
第三章 孤独(ひとり)ゆえのとびきり上等な時間の過ごし方
  いい刺激がほしい! 極上の楽しみ再発見
残り時間の計算に意味はない・・・
第四章 孤独力は究極のささえ
  からっぽになれる強さをもっているか
死と向きあう力・・・
第五章 空海の生き方、死に方に学ぶ
  人生は長さではない
生と死は連動している・・・

著者プロフィール

保坂隆

(ほさか・たかし)
1952年、山梨県に生まれる。聖路加国際病院精神腫瘍科医長、聖路加看護大学臨床教授。1977年、慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科に入局。1990年より2年間、米国カリフォルニア大学ロスアンゼルス校精神科へ留学。1993年に東海大学医学部講師、2003年より同大学医学部教授を経て、2010年より現職。
著書には『人生の整理術』『老いを愉しむ習慣術』(以上、朝日新書)、『打たれ強い人になる』(中公新書ラクレ)、『精神科医が教える心の疲れがたまったときに読む本』(だいわ文庫)、『人間、60歳からが一番おもしろい!』(知的生きかた文庫)などがある。

担当より一言

孤独はこころの奥に、ひっそりしまっておくものと思っていましたが、後半生の主役かもしれません。この本で、ひとりの時間、ひとりの居場所が別物になるに違いありません。