本書の内容
不安な時代を、深く生きる!
「出会いに偶然はないと覚悟する姿勢を持つことがとても大切なのです。さまざまな人との出会いは必然だったと受け止めることによって、私たちは自らの人生を肯定することもできるし、これからの歩みをより深くしていくこともできるはずです。
出会いを必然だと受け止めること。もっとはっきりいえば『人生に偶然などない』と覚悟した姿勢を持つこと。この点が仏教の出発点だと思うのです」(~本文より)
生老病死、人生は苦であるとお釈迦さまはいいました。苦しみや悲しみに出会ったとき、人はどうすればよいのでしょうか。
自らも20歳の頃、大切な人を亡くし深く絶望した経験を持つ著者は、生きる意味を問いつづけてきました。苦しみや悲しみをリセットするのではなく、そのまま受け止める。そうすることで、いつしかそれが生きる力になっていく―。
そして、著者がおすすめしているのが「一息(ひといき)の禅」。だれでも、どこでもできるこの「一息の禅」を日々の生活に取り入れることで、乱れがちな思いも正しくなり、人生が本気になります。
不安なこの時代に、深く生きる道を示してくれる本です。
出会いを必然だと受け止めること。もっとはっきりいえば『人生に偶然などない』と覚悟した姿勢を持つこと。この点が仏教の出発点だと思うのです」(~本文より)
生老病死、人生は苦であるとお釈迦さまはいいました。苦しみや悲しみに出会ったとき、人はどうすればよいのでしょうか。
自らも20歳の頃、大切な人を亡くし深く絶望した経験を持つ著者は、生きる意味を問いつづけてきました。苦しみや悲しみをリセットするのではなく、そのまま受け止める。そうすることで、いつしかそれが生きる力になっていく―。
そして、著者がおすすめしているのが「一息(ひといき)の禅」。だれでも、どこでもできるこの「一息の禅」を日々の生活に取り入れることで、乱れがちな思いも正しくなり、人生が本気になります。
不安なこの時代に、深く生きる道を示してくれる本です。
目 次
序章 | 人生に偶然はない |
何のために生きるのか | |
出来事を自らの糧にする | |
一呼吸の間に人生がある | |
第一章 | 「いま、ここ」を生きる命 |
生きていまあるは | |
比べる心 | |
風と落ち葉 | |
第二章 | 悲しみを受け止める |
いただきます | |
悲しみはいつも | |
第一の矢 | |
第三章 | やわらかな心を育てる |
減らぬもの | |
ある告白 | |
正念相続 | |
第四章 | 自分から自由になる |
己ひとつの世界 | |
自分を拝む | |
私たちの根っこ | |
終章 | ひとつながりの世界 |
命の日 | |
悲しみを生きる力に | |
僧侶になるということ |
著者プロフィール
大童法慧
(だいどう・ほうえ)- 1969年、山口県周南市(徳山)に生まれる。曹洞宗大本山總持寺参禅講師兼布教師。20歳の頃、大切な人を亡くした絶望から「生きる意味」を求め、福井県仏国寺の原田湛玄老師のもとへ通い、参禅をつづける。駒澤大学仏教学部禅学科を卒業後、27歳で出家得度。大本山永平寺にて安居修行。
「仏のものの見方」を広めるべく、さまざまな活動を展開している。總持寺の坐禅会「禅の一夜」は多くの参禅者を集めている。
担当より一言
丸顔のゆえか、子どもたちから「アンパンマン老師」と呼ばれる法慧さん。人生とは一呼吸、一呼吸の連続だからこそ、「いま、ここ」、この瞬間を大切に、と言います。アンパンのように、おいしくて味わい深い言葉です。