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ビジネス・経済

経済情報の裏読み 先読み

超円高、国の大借金、赤字決算、年金はどうなる!?

有森隆:著

定 価:1,400円+税

発売日:2011年12月7日

頁 数:240ページ

判 型:四六判/並製

ISBN:I978-4-906732-01-2

本書の内容

数字から「本質」を読む力をつけたい人へ!!

  • 経済情報の“数字”に騙されてはいけない! 投資情報、企業発表、各種統計……ちまたに出回る“数字”のほとんどはもっともらしく粉飾されている。人の手で作られたものである以上、数字に公平や公正は期待できない。どうしてもバイアスがかかったり、偏りや歪みのあるものになってしまうのだ。
    誰が、何を意図してこの数字を作ったのか――経済情報のウソに惑わされず、ニュース発信者の狙いに操られない視点から、日本の現実とこれからを読み解く!!

目 次

序章 経済情報の表と裏はこんなに違うのだ

年金はあと20年で破綻するのか
東電に株式市場で1000億円損させたテクニックとは
93兆円もの外貨準備は何のためにある?

第1章 日本人は豊かなのか、貧乏なのか

ユニクロは原価率50%の商品をなぜ低価格で売れるのか
東京→福岡の航空券をなぜ5800円にできるのか
2リットル100円割れの激安ミネラルウォーターで利益が出る理由
高金利の定期・外貨預金は本当に安全なの?
「日本は借金まみれで破綻寸前」は本当か

第2章 日本経済はホントのところ大丈夫なのか

2兆5000億円の「借金王」孫正義がもてはやされるワケ
1ドル=70円時代到来!?「円高は日本経済をダメにする」のか
クリーンエネルギーは日本を救えるのか
三菱UFJ、三井住友、みずほの命運を決める巨額増資はできるのか
日本国債が暴落する日がくるのか

第3章 日本企業に生き残りの秘策はあるのか

国内生産300万台体制で、トヨタは「危ない会社」になるのか
崖っぷちソニーの経営漂流は歴代トップの罪なのだ
産業の空洞化は日本にとってプラスか、マイナスか

第4章 作られた数字が大手を振っている

定年時、ローンなしで3000万円あれば老後は大丈夫か
新車販売台数、ときには1割近い水増しがある
土地公示価格は業者のサジ加減で決まっている
中国の経済統計に本当の数字はない

著者プロフィール

有森隆

(ありもり・たかし)
経済ジャーナリスト。1969年早稲田大学文学部卒業。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。
著書には『日銀エリートの「挫折と転落」-木村 剛「天、我に味方せず」』『オリックス「大風呂敷経営」の奈落』(以上、講談社)、『経営者を格付けする』『社長力』(以上、草思社)、『実録アングラマネー』(講談社+α新書)、『日本企業モラルハザード史』(文春新書)、『創業家物語』『銀行消滅(上・下)』(以上、講談社+α文庫)、『強欲企業家』『デフレ経営者』(以上、静山社文庫)などがある。

担当より一言

日々洪水のごとくあふれる経済ニュースに流されていませんか。 作られる“数字”の裏と先を読み、日本の本当の姿を明らかにします!情報を正しく読んで、生き延びるために!!