![](http://sakurasha.com/wp-content/uploads/2017/11/thumnail02-4-2.jpg)
本書の内容
数字から「本質」を読む力をつけたい人へ!!
- 経済情報の“数字”に騙されてはいけない! 投資情報、企業発表、各種統計……ちまたに出回る“数字”のほとんどはもっともらしく粉飾されている。人の手で作られたものである以上、数字に公平や公正は期待できない。どうしてもバイアスがかかったり、偏りや歪みのあるものになってしまうのだ。
誰が、何を意図してこの数字を作ったのか――経済情報のウソに惑わされず、ニュース発信者の狙いに操られない視点から、日本の現実とこれからを読み解く!!
目 次
序章 経済情報の表と裏はこんなに違うのだ
・ | 年金はあと20年で破綻するのか |
・ | 東電に株式市場で1000億円損させたテクニックとは |
・ | 93兆円もの外貨準備は何のためにある? |
第1章 日本人は豊かなのか、貧乏なのか
・ | ユニクロは原価率50%の商品をなぜ低価格で売れるのか |
・ | 東京→福岡の航空券をなぜ5800円にできるのか |
・ | 2リットル100円割れの激安ミネラルウォーターで利益が出る理由 |
・ | 高金利の定期・外貨預金は本当に安全なの? |
・ | 「日本は借金まみれで破綻寸前」は本当か |
第2章 日本経済はホントのところ大丈夫なのか
・ | 2兆5000億円の「借金王」孫正義がもてはやされるワケ |
・ | 1ドル=70円時代到来!?「円高は日本経済をダメにする」のか |
・ | クリーンエネルギーは日本を救えるのか |
・ | 三菱UFJ、三井住友、みずほの命運を決める巨額増資はできるのか |
・ | 日本国債が暴落する日がくるのか |
第3章 日本企業に生き残りの秘策はあるのか
・ | 国内生産300万台体制で、トヨタは「危ない会社」になるのか |
・ | 崖っぷちソニーの経営漂流は歴代トップの罪なのだ |
・ | 産業の空洞化は日本にとってプラスか、マイナスか |
第4章 作られた数字が大手を振っている
・ | 定年時、ローンなしで3000万円あれば老後は大丈夫か |
・ | 新車販売台数、ときには1割近い水増しがある |
・ | 土地公示価格は業者のサジ加減で決まっている |
・ | 中国の経済統計に本当の数字はない |
著者プロフィール
有森隆
(ありもり・たかし)
経済ジャーナリスト。1969年早稲田大学文学部卒業。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。
著書には『日銀エリートの「挫折と転落」-木村 剛「天、我に味方せず」』『オリックス「大風呂敷経営」の奈落』(以上、講談社)、『経営者を格付けする』『社長力』(以上、草思社)、『実録アングラマネー』(講談社+α新書)、『日本企業モラルハザード史』(文春新書)、『創業家物語』『銀行消滅(上・下)』(以上、講談社+α文庫)、『強欲企業家』『デフレ経営者』(以上、静山社文庫)などがある。
担当より一言
日々洪水のごとくあふれる経済ニュースに流されていませんか。 作られる“数字”の裏と先を読み、日本の本当の姿を明らかにします!情報を正しく読んで、生き延びるために!!