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社会・政治

日中七〇年 戦争と反日・友好

戦前・戦中・戦後の体験史

工藤俊一:著

定 価:1800円+税

発売日:2018年12月4日

頁 数:312ページ

判 型:四六判/並製

ISBN:978-4-86581-176-6

本書の内容

70年間、日中の激動を自ら体験した衝撃の手記

著者は、戦前、上海の大学に進学。そこでエリート教育を受けながら、視察旅行中に中国人ゲリラに撃たれ瀕死の重傷、学生仲間ひとりは死亡。戦局が激化する中、繰り上げ卒業し、満州国の首都・新京(現・長春)にあった満鉄に入社。そこで関東軍にも出入りし、関東軍の真相を知る。敗戦後は進撃してくるソ連軍から日本人を退避させる業務を担当、満鉄社員の帰国、満鉄最後の総裁列車「特急あじあ号」も仕立てる。進駐したソ連軍からの日本人の庇護活動も担当し、その後の国共内戦に巻きこまれながらも、なんとか内地帰還。戦後は、1984年から中国共産党・中国政府の仕事を7年間務める。この間、1989年6月の天安門事件を目撃体験。さらに、73歳のとき、北京大学の教壇に立ち、中国の超エリート学生に日本語を教える。帰国後も日本に就職した教え子や来日した教え子と頻繁に交流している。

目 次

第1章・上海青春譜  
第2章・中国彷徨記  
第3章・「満鉄」始末録  
第4章・天安門事件誌  
第5章・北京好日詠懐

著者プロフィール

工藤俊一

(くどう・としいち)
1922年、青森県弘前市に生まれる。1939年、上海東亜同文書院大学に入学、1944年に同大学を卒業し、満鉄(南満州鉄道)の社員として敗戦を迎え、関東軍の無様な最後を見届ける。難行・苦行の長旅の後、1946年に帰国。その後、東京タイムズ社に入社し、編集局、総務局、出版局勤務を経て、教育出版社「文泉」設立に参加。1984年~1990年まで7年間、北京で人民中国雑誌社、中国画報社の外国人文教専家として翻訳、改稿、取材執筆活動をする。1986年より中国共産党の党機関である中央編訳局の専家として中国指導者の語録の翻訳や、全国人民代表大会で行われる「政府工作報告(政府活動報告)」「国家予算執行状況と国家予算案」の翻訳、校訂に当たる。この間、1989年6月、天安門事件を目撃体験。さらに、1995年、73歳のとき、北京大学で文教専家として2年間、教壇に立ち、中国の超エリートの学生に日本語の翻訳・作文の講義をする。著書には『北京大学 超エリートの日本論――衝撃の「歴史認識」』がある。

担当より一言