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文芸・一般

文豪の凄い語彙力

山口謠司:著

7刷

定 価:1500円+税

発売日:2018年4月5日

頁 数:256ページ

判 型:四六判/並製

ISBN:978-4-86581-143-8

本書の内容

この言葉を使うと人間に幅ができ、知性が輝く!

SNSやメールで平凡な表現しかできない残念な人ではありませんか?「やばい」を多用してやばい状態になっていませんか? 語彙力ブームの立て役者・山口先生が近現代の文豪の深い言葉をえりすぐって紹介します。今日から使ってみたい言葉、知ってるけど意外な意味のある言葉など、読んで楽しく面白い! 文豪の似顔絵付きと例文入りで、その言葉の使われ方もわかります!文豪の語彙力を身につけて教養と表現力をアップ!

★「薫風とつづけて風の名となす」(正岡子規)
「薫」という字の下の四つの点は、火が燃えているさまをあらわしています。草を詰めた袋が火で燻されている状態です。草が燻されると、香ばしいよい香りがします。「薫」という文字は、香りのよい草を意味する漢字だったのです。「薫風」、若葉がキラキラと目に眩しい季節、その風のかぐわしさを愛おしむ気持ちが伝わってくるような言葉ではありませんか。

目 次

第1章 今日から使ってみたい文豪の言葉
芥川龍之介「的皪たる花」、内田百閒「生中手に入ると」、幸田文「糖衣を脱いだ地声」、小沼丹「耄碌していたらしい」、吉川英治「秀雅にして高からぬ山」ほか

第2章 知ってる言葉・知らない言葉の意外な話
山田風太郎「哀怨な瞳」、北原白秋「鴉が跳梁している」、岡本かの子「精励恪勤の紳士」、三島由紀夫「結婚のほうが猥褻だ」、川端康成「懐郷の情をそそる」ほか

第3章 あの名作がまた読みたくなる言葉
太宰治「海容の美徳」、壇一雄「船は解纜した」、志賀直哉「拘泥する様子」、倉田百三「霊肉の背反」、藤沢周平「まわりの白眼視にもめげず」ほか

第4章 人生を彩る文豪の言葉づかい
夏目漱石「出立の日」、三田村鳶魚「臆面もなく」、山崎豊子「蒼惶と帰った」、寺田寅彦「慨嘆する」、澁澤龍彦「徐々に醸成されつつあった」ほか

著者プロフィール

山口謠司

(やまぐち・ようじ)
1963年、長崎県に生まれる。大東文化大学文学部准教授。博士(中国学)。大東文化大学大学院に学ぶ。1989年よりイギリス、ケンブリッジ大学東洋学部に本部をおいて行った『欧州所在日本古典籍総目録』編纂の調査のために渡英。以後、10年におよびスウェーデン、デンマーク、ドイツ、ベルギー、イタリア、フランスの各国図書館に所蔵される日本の古典籍の調査を行う。その後、フランス国立社会科学高等研究院大学院博士課程に在学し、中国唐代漢字音韻の研究を行い、敦煌出土の文献などをフランス国立図書館で調査する。テレビやラジオの出演も多く、NHK文化センター、朝日カルチャーセンター、中日文化センターなどでも定期的に講演や講座を開いている。
著書にはベストセラー『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』(ワニブックス)をはじめ、『日本語の奇跡』『ん』『日本語通』(以上、新潮新書)、『日本語を作った男』(集英社インターナショナル、第29回和辻哲郎文化賞受賞)、『音読力』(游学社)などがある。

担当より一言

「辞書にない言葉もある!」「こんな使い方をするのか!」と新鮮なオドロキがいっぱい。言葉が増えると豊かな気分になれますね!