本書の内容
地球に似た惑星、つぎつぎ発見! 次はそこにいる生命体だ!
- 地球外生命はどこにいるか。太陽系外の惑星か系内の惑星か。観測技術の進歩で、太陽系外惑星の探査は大きく進歩した。系外惑星は3000個以上見つかり、生命が居住可能なハビタブル惑星も今年2月に大々的に発表されたトラピスト1惑星系をはじめいいろいろ発見されている。次は生命探査である。太陽系内でも木星の衛星エウロパや土星の衛星エンケラドゥスの海には生物がいるのではないか、との期待大だ。
宇宙で地球外生命を探すことは、地球の生物がどうやって誕生し、発展してきたかという地球史・生命史にも大きく関わってくる。本書では天文学、地球物理学、生物学など多岐にわたる地球外生命探しの最前線を、楽しいイラストとともにわかりやすく紹介。
2020年代には木星・土星の衛星探査計画が予定され、地球外生命に会える日は近い!
目 次
第1章 | 生存可能な系外惑星を探す |
第2章 | 星と惑星はどうやってできたか |
第3章 | すごい天変地異を乗り越えた地球 |
第4章 | ハビタブル惑星の生命大変革 |
第5章 | 地球外生命の最有力候補は何か |
第6章 | 宇宙人とのコンタクト |
著者プロフィール
二間瀬敏史
(ふたませ・としふみ)
1953年、北海道札幌市に生まれる。京都大学理学部を卒業後、ウェールズ大学カーディフ校応用数学・天文学部博士課程を修了。東北大学大学院理学研究科教授をへて、京都産業大学理学部宇宙物理・気象学科教授。一般相対性理論、宇宙論が専門。著書には『ブラックホールに近づいたらどうなるか?』(さくら舎)、『やさしくわかる相対性理論』『図解雑学 宇宙137億年の謎』(以上、ナツメ社)、『ここまでわかった宇宙の謎』(講談社+α文庫)、『宇宙の果てを探る』(洋泉社カラー新書)、『宇宙には何があるのか』(静山社文庫)、『どうして時間は「流れる」のか』(PHP新書)、『日本人と宇宙』(朝日新書)などがある。
担当より一言
宇宙人探し、火星移住、テラフォーミング……SFの世界が現実世界の話となってきています。生命誕生の不思議と宇宙の謎、まだまだわからないことだらけで面白い!